2015年12月22日火曜日

東京五輪..国立競技場白紙撤回の経過追跡//A案決定//AとBの2案公表か//スタート前から試算は3535億だった//五輪の課題は山積//政府と東京都も連携して再スタートへ

贅沢な計画が動いているなと横目で見てたが、ここでゼロベースで見直しをする事を発表した。

面白そうなのでどうなるのか経過追跡をしてみよう。

コンペには参加しないが、いや出来ないが、イメージは日本建築技を結集して「日本らしさの和」をベースにしたコンセプトで大イベント会場にして欲しいものだ。


木材和式と日本の近代建築技術の融合だね。いいね

A案に決定した。
これでこの経過追跡もENDだ。


==== 2015 ====

「一歩前進」など安心の声“新国立”A案決定を受け(15/12/22)



【新国立競技場】2グループの提案書を公表、どんなデザイン?(画像)

どうやらデザイン公募が締め切られて、全応募46案からA案とB案に絞られてきたようだ。

どちらも木材利用、自然との調和などと中々良さそうだ。個人的には白磁を柱で支えるB案のコンセプトが良いかなー。

日刊スポーツは、公表されたこの2案について「建築家・隈研吾氏と伊東豊雄氏ら2グループのものとされている」と報じた。またスポニチなどによると、今回の新計画には、大成建設などの共同企業体(JV)と、竹中工務店と清水建設、大林組の3社が組んだJVの2陣営が応募したとみられる。
A案

B案

他のデザインはこちら(削除されるかも)



猪瀬直樹×堀 潤「新国立競技場の2つの建設プラン。それぞれのポイントについて」2015.12.15

"100億円の冷暖房をどうするのか"って予算誤差範囲で付けられるのではないか。
"森さんがB案がいいね"って立場のある中で言っちゃいけないよね。わざとかな。
"1300億円から3000億円まで増加した経緯とエアコン"予算監視の中でエアコン付きにすればー。





招致前の試算3535億円 文科省は“大まか”に説明(15/08/19)

公開前から大幅予算オーバーは認識してた上で何とかしようとして進めたのがそもそもの間違いの様だ。


東京五輪まであと5年、「新国立」以外にも課題山積 JNN

あらら、動画は削除された。



新国立競技場問題、森会長「大変迷惑している」

政府も白紙から仕切り直しで東京都とも今後連携して協議を進めることで円満スタートか。ナ?

あらら、動画は削除された。


新国立計画白紙で議論…平沢・長妻・小沢の3氏 YUMIURI

平沢勝栄氏らも「非常に良かった」と好評の様子だ。
 自民党の平沢勝栄衆院議員と民主党の長妻昭代表代行、維新の党の小沢鋭仁衆院議員は17日夜、BS日テレの「深層NEWS」に出演し、安倍首相が新国立競技場の建設計画を白紙撤回したことについて議論した。
 平沢氏は「安倍首相のリーダーシップで、ゼロベースに戻すことは非常に良かった」と述べ、首相を支持する考えを強調した。これに対し、長妻氏は「安保法案の強行採決に加え、支持率が下がる危機感があったのではないか」と述べた。小沢氏は「公共事業の最初の金額は安くても、だんだん膨らんでいく話は、自民党政治の典型」と指摘した。

民意「NO」で政権一転 新国立競技場、振り出しに 朝日

ここまで来た契約の白紙は民意ではまれだが、反対は多かったと思うし予算オーバーも半端ではないので、このままでは将来に禍根を残す事になっただろう。この決断の先行きは明るいと思うよ。
 巨額の総工費に世論の批判が高まっていた新国立競技場の建設問題をめぐり、計画見直しに慎重だった安倍政権が17日、一転して現行計画の白紙撤回を宣言した。政権は安倍晋三首相による周到な「政治決断」を強調するが、世論に押された泥縄的な対応は否めない。「国民の祭典」に向けた主会場の設定は一気に振り出しに戻り、先行きはなお見えないままだ。



「今から間に合うのか」「責任はだれが」文科省内に戸惑い、見通しも「白紙」 産経

一部基礎工事は契約してスタートしたばかりで問題も残るが、白紙白紙・・・。
裏ではもっとドロドロとした利権も動いているだろうが白紙でGOGOGO。
 総工費の膨張が批判を浴びている新国立競技場の建設問題で、安倍晋三首相が建設計画の白紙撤回を表明した17日、これまで財源確保や建設計画を推進してきた文部科学省内からは戸惑いや先行きを不安視する声が相次いだ。
 「白紙って、これまでの手続きをどこまで戻すのか…」。安倍首相の白紙撤回表明を受け、文科省職員の一人は抜本的な方針転換に絶句。「『今からの見直しはほぼ不可能に近い』と国会などで説明してきたのに、今からのスタートで本当に間に合うのか」と首をかしげた。
 目標の予算規模も未定の中、今後国際コンペでのデザイン選定と業者選びが再び行われる予定だが、文科省幹部は「業者を選び直すにしても、工事の遅延などで完成時期が少しでもずれ込むと五輪開催に間に合わない恐れがある。工事を請け負うゼネコン業者側もリスクの大きさを懸念して手を挙げづらいのではないか」と話し、業者選定が難航する可能性を指摘した。


森喜朗元首相 「新国立競技場の経緯すべて語ろう」 産経

経緯について森喜朗元首相が詳しく説明してくれているので
ごゆっくりどうぞ。
 先日、共同通信が新国立競技場の連載を配信したでしょ。初回の見出しが「きっかけはラグビーW杯」だ。はは~ん、ときたね。反対してる連中は、国立競技場に反対している人たちは、戦略的に僕を一番の悪者にしようとしてるわけですね。
 経緯を説明すると、ラグビーW杯が決まった時、「せっかくビッグイベントがくるんだから国立競技場の改築のいい機会だな」となった。耐震も免震もやってないし、老朽化も進んでいるけど、サッカーや早明ラグビーなどは超満員だ。時に危険で改築は10年来の課題だったんです。
 もう一つ。国立競技場はもう陸上競技の公認競技場じゃなくなった。陸連(日本陸上競技連盟)が世界大会をやりたくてもできない。つまり陸上、サッカー、ラグビーなどスポーツ界にとって新国立競技場は悲願だったわけです。
 そこにたまたまラグビーW杯が決まった。その時は民主党政権。だから西岡武夫(故人、元参院議長)さんにラグビーW杯の議連会長になってもらい改築話をスタートさせたんです。  続く-----続く-----続く-----続く-----続く-----続く----


森喜朗会長「生カキがドロッとたれたみたい」 キールアーチ酷評 BS番組での発言詳報 産経

デザインと工事費二ついての経緯も詳しく語る森喜朗元首相。汗だくか・・・・
 2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会会長の森喜朗元首相は17日のBS朝日の番組収録で、新国立競技場の建設計画について「見直した方がいい」と述べ、計画見直しを容認した。発言の詳細は以下の通り。
 ーー新国立競技場の建設費が当初の1300億円から総工費2520億円に膨らんだ
 「私も分からない。ただね、国が造ろうと民間が造ろうと相手はゼネコンだ。その企業にとっては命がけだ。そこで折り合いがつかないから」
 「一生懸命、(総工費を)下げようと思ってらっしゃると思うが、交渉しているのは、JSC(日本スポーツ振興センター)は文科省の下部機構、こんな大きな事業をするような部署はない。専門家はいない。もともと学校給食とか交通安全とか。toto(スポーツ振興くじ)を扱うようになって、お金が入るようになった。1000億円以上売り上げがある。文科省はスーパーゼネコンを相手にするようなところはない。業者と交渉することに、かなり無理があったと思う。こういうのはわからないが、国土交通省は何千億の仕事をやるから、そういう契約は手慣れている」  ー続く--続く--ー責任体制があいまいだ

下村文科相「コンペやり直す」 産経


 下村博文文部科学相は17日午後、新国立競技場の建設計画見直しについて「コンペをやり直す。半年以内にデザインを決める」と述べた。計画の白紙を確認した安倍晋三首相、東京五輪組織委員会会長を務める森喜朗元首相らとの会談後、記者団に語った。

五輪組織委会長の森元首相「見直した方がいい」「もともとあのスタイルは嫌だった」 産経

私もいやだった。違和感があり日本にはふさわしくない。
森元総理が舞台裏の経緯についても詳しく説明しているのでわかりやすい。
 2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会会長の森喜朗元首相は17日のBS番組収録で、新国立競技場の建設計画について「見直した方がいい。もともとあのスタイルは嫌だった」と述べた。
 19年のラグビーワールドカップ(W杯)日本大会での新競技場使用が困難となることに関し「間に合わなかったら他の競技場でするしかない」と述べた。


新国立競技場の建設計画 安倍首相「ゼロベースで計画を見直す」(15/07/17)




首相、「現実的にベストな計画作る」 産経

 安倍晋三首相は17日午後、2020年東京五輪・パラリンピックのメーンスタジアムとなる新国立競技場の建設計画見直しに関し「できるだけコストを抑制し、現実的にベストな計画を作る」と述べた。また計画見直しの理由について「コストが当初の計画よりも大幅に膨らみ、国民から大きな批判があった」と語った。
 その上で「五輪は、国民の祭典だ。主役は国民の一人ひとりで、アスリートの皆さんだ。みんなに祝福される大会でなければならない」と説明した。