2015年7月5日日曜日

連続テロ//チュニジアが非常事態宣言,テロ続発で治安権限拡大 

4カ国同時多発テロなど各国で連続テロ事件が拡大している


チュニジアが非常事態宣言 テロ続発で治安権限拡大 産経

 チュニジアのカイドセブシ大統領は4日、外国人観光客を狙った大規模テロが続発したことへの対抗策として、非常事態宣言を出した。軍や警察など治安当局の権限を拡大するのが柱とみられる。
 首都チュニスでは3月、国立バルドー博物館が襲撃され、日本人3人を含む22人が死亡。6月26日に中部スースのホテルが襲撃されたテロでは英国人ら38人が死亡した。いずれもイスラム過激派の犯行だった。(共同)


博物館のテロ犯と隣国リビアで同時期に訓練 チュニジアのホテル襲撃犯 産経


 チュニジア中部スースのホテル襲撃テロで、実行犯で射殺されたセイフッディン・レズギ容疑者が、3月に首都チュニスの国立バルドー博物館で発生したテロの実行犯2人と同時期に隣国リビアで軍事訓練を受けていたことが6月30日、分かった。AP通信がチュニジア治安当局高官の話として伝えた。
 チュニジアの2件のテロの具体的関連が明らかになるのは初めて。リビアは内戦状態で国家が分裂、イスラム過激派が多数の訓練キャンプを設置。リビアの無秩序状態がチュニジアの直接的脅威になっていることが明らかになった。


フランス検察「忠実にイスラム国の手口に沿った」テロと断定して正式捜査 産経

 フランス南東部リヨン郊外のガス工場で1人が遺体で見つかったテロで、フランス検察当局のモラン検事は30日、記者会見し、身柄を拘束したヤシン・サルヒ容疑者(35)の犯行を「テロ行為」と断定し、正式捜査を開始したことを明らかにした。
 フランスのメディアは、同容疑者が動機について「宗教的なものではない」として過激派組織「イスラム国」との関わりなどを否認していると伝えていたが、モラン検事は「忠実に『イスラム国』の手口に沿った犯行だ」と指摘。同組織などの影響の下で行われたテロとみて捜査する方針を表明した。


4カ国同時多発テロ 「イスラム国」シンパの犯行か…日本も例外ではない ZAKZAK

 フランス、チュニジア、クウェート、ソマリアの4カ国で26日(現地時間)、相次いでテロが発生し、計95人が死亡、負傷者は200人を超えた。クウェートのイスラム教モスク(礼拝所)での爆発に関しては過激派組織「イスラム国」が犯行声明を出し、改めて世界に衝撃を与えた。専門家は、海外のイスラム過激派組織に感化された日本人による「ホームグロウン・テロ」の危険性を指摘している。



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フランス,クウェート,チュニジア,ソマリアにおけるテロ事件(外務大臣談話) 外務省


 フランスにおけるテロ事件
 報道によると,6月26日午前(現地時間),フランス南東部のサンカンタン・ファラビエ市のガス工場において,侵入した車が敷地内で爆発を引き起こし,負傷者が発生するとともに,工場敷地内で頭部を切断された遺体が発見。容疑者はフランス当局により確保との報道。本事件による邦人の被害はなし。
 クウェート:シーア派モスクにおける自爆テロ事件
(1)6月26日昼頃(現地時間),クウェート市内のシーア派モスクで自爆テロが発生。27名が死亡,227名が負傷との報道。現時点で邦人被害の情報はない。
(2)イスラム過激派組織ISIL(イラク・レバントのイスラム国)が犯行声明を発出。クウェート国内でISIL関連のテロが発生するのは今回が初。
 チュニジアにおけるテロ事件
(1)6月26日昼頃(現地時間),チュニジアのスースにおいて,武装した者が高級リゾートホテルを襲撃。チュニジア保健省の発表によれば,39名が死亡し,39名が負傷した。犠牲者の国籍は公表されていないが,英,独,ベルギー等と報じられている。現時点で邦人被害の情報はない。
(2)チュニジア治安当局との間での銃撃戦の末,犯人1名が射殺され,逃亡していた別の1名が逮捕されたと報じられている。本事件について,ISILが犯行声明を出している。
 ソマリアにおけるテロ事件
 6月26日(現地時間),首都モガデシュの北西約100km地点にある下部シャベレ地方レーゴにあるアフリカ連合ソマリア・ミッション(AMISOM)ブルンジ部隊駐屯基地がイスラム過激派組織アル・シャバーブに襲撃され,AMISOM側に死傷者が発生