2014年7月6日日曜日

変動の東アジア圏はどうなる 米国 中国 ロシア 韓国 北朝鮮 南シナ海 台湾 フィリピン ベトナム

今東アジア圏が変動している。  北朝鮮対応のシナリオはどうなん


 米国は、国際警察力は低下し、軍事予算も削減、米兵は長期紛争の駐留に疲れ気味、駐留予算も重荷。また、シリア、イラクなどは紛争が激化、石油利権も米国内シェールガスによる国益減少も加わり消極的な対応が続く。

 ロシアはウクライナ、クリミア半島の対応で米国とにらみ合いの様子見、国内経済力確保が忙しい中、日本との北方領土、ガス田共同開発などにも期待している。

 中国は、国内の環境汚染、汚職腐敗、貧富格差、暴動デモの頻発などの多くの複雑な問題が絡み合っている中、南シナ海に強行進出し、フィリピン、ベトナムとの海域内侵犯を続け、油田開発を強行し、また世界各国への積極外交に注力しイメージ売り込みをしながら方向転換をいそいでいる。

 韓国は、長期ウォン高で資金難、大財閥、輸出たよりの貧弱な経済力と資金難に加えてフェリー事故対応のまずさから根本的な安全管理体制を問われての大ダメージの中で、中国への異常なすり寄り外交を進めて、中国に期待して日米との距離を広げてしまった。どうしようもない状態に陥っている。

 北朝鮮は、長期の各国からの制裁継続中で、経済の土壇場、崖っぷちに立たされた中、日本との拉致被害者調査に前向きで、日本からの資金引き出しに大きな期待を寄せながら、日本接近外交をしぶとく進めている。

 日本としては、不安定な情勢の中、憲法改正を行わないで集団的自衛権の拡大解釈論争に終始しながら一歩前進させたが、これが世界の大きな関心事となっている。また、韓国、中国の反日姿勢には断固として譲らない正面突破の姿勢で対応しながら、北朝鮮との拉致被害者救出にも粘り強く対応し進めている。

 北方領土の返還についても、ロシアとの協議には期待を持ってタイミングをはかっている様子で、時期が来れば、北海ガス田の共同開発と、北方領土の返還か相互交流可能な地域などの方法で前進させるだろう。

 日本の防衛としてもパワーバランスも変動している中、日本の防衛力も強化し、自主防衛、主権の回復が急がれる。米国の対応も前向きだ。

 米国が軍事力を削減することは、結果として世界の紛争が減少すると考えるが、移行期はまだテロ的な紛争は続くだろうが、長期的にはおさまると思われるし期待する。

 そもそも、世界を米国的な発想で一本化しようとしていたことが紛争の種を作ったともいえる。民族、宗教、文化を二分し、片方を豊かにし、他方を弾圧するやり方は、常に反発を招く方法ではないか。また石油利権などを加えての防衛派遣で、これは米国の南北戦争以来、未だにさほど変わっていないように思う。


今、北朝鮮への対応が気になるところ、シナリオは誰が・・・どうなん。


韓国は、先頃には南北統一を打ち上げていたが、なんちゃって、どうするのと思っていた。
中国は、北朝鮮のなだめ役から一転し距離を広げて韓国にすり寄り、いや呑み込んでいる。
米国とロシアは、静観している。裏でごそごそかも・・・。

結果、日米の防衛面からは、中国脅威に韓国がすり寄り、北朝鮮と日本が接近するシナリオで、当面は北朝鮮に日本からの協力資金提供を進めさせておいて、次のシナリオへ移行するとも考えられる。とすると、このシナリオはだれが・・・・・・わからんベイ!

世界金融支配は、ほぼ完成したという説もあるが、逆に崩壊を始めたともいえる。
米国、中国共に、経済力は見せかけは景気が良さそうにしているが底力には疑問符が多い。

当面の東アジア圏のパワーバランスの変動、各国の動きの変化に注目したい。





=== 2014 ===

北朝鮮より韓国優先 習近平訪韓の狙いは 7/5新唐人



北東アジア異変 日朝vs中韓 「中韓同盟」結成の声も 7/4Sankei

 朝鮮戦争以来、北朝鮮と「血で固めた同盟」を結んできた中国のトップ、習近平国家主席が初の朝鮮半島訪問地に平壌でなくソウルを選んだ。核保有に固執する北朝鮮にいら立つ中国では「中韓同盟」に乗り換えようという声も出ている。同じ日、日本と北朝鮮は関係改善へ一歩踏み出した。日米韓の協力維持に腐心する米国をよそに、北東アジアの4カ国は新たな立ち位置を模索し、戦後秩序に地殻変動が起きている。